
鉱山設備とは
鉱山設備とは、鉱石や鉱物を採掘・運搬・破砕・選鉱するための各種機械設備の総称で、掘削機、粉砕機、分級機、運搬設備など多岐にわたります。
鉱山や砕石の現場では岩石を処理する工程が中心となるため、設備は常に強い衝撃や摩耗にさらされています。
鉱山設備で発生する摩耗・損耗
特に破砕機や粉砕機では、砂岩、珪石、石灰石、タンカル、生石灰、タルクなど多様な原料を扱うため、ライナーやハンマーなどの主要部品が激しく損耗します。
原料との衝突や擦れ、繰り返し応力の影響により、表面摩耗や割れ、変形が発生しやすく、摩耗の進行が設備寿命に直結します。
鉱山設備における設備延命に貢献
摩耗や損耗が進行すると、部品交換や修繕の頻度が高まり、停止時間の増加や保全コストの上昇につながります。
そのため、使用条件に応じた耐摩耗対策を講じることが、設備の長寿命化と安定した稼働を維持するうえで重要となります。
クラッシャーマントル・コンケーブリング
クラッシャー(破砕機)は、鉱石やクリンカ、スラグなどを所定の粒度に破砕する装置で、プラント工程の前処理に欠かせない重要設備です。
その中でもマントルおよびコンケーブリングは、破砕ゾーンを構成する主要摩耗部品であり、原料を圧縮・衝撃破砕する際に直接荷重を受けます。これらの部品は、原料との衝突や擦れ、繰り返し応力の影響により、表面摩耗や割れ、変形が発生しやすい箇所です。
マントルやコンケーブリングの多くは高マンガン鋼で製作されていますが、稼働初期は硬度が低いため、摩耗が進行しやすくなります。
当社では、耐摩耗性に優れた硬化肉盛溶接を未使用段階で表面に施すことで、初期摩耗を抑制しています。
硬化肉盛層が摩耗している間に母材の高マンガン鋼が加工硬化し、粉砕を担当する段階までに十分な硬度が得られるため、部品全体として長寿命化を実現します。

マントルの当社工場施工状況

コンケーブリングの当社工場施工状況

マントルの当社工場施工状況

マントルの現地施工状況
その他の溶接施工事例
当社では、当社では、破砕機以外にも竪型ミル用ローラやボイラ火炉壁、スクリュー搬送設備など、さまざまな機器に対して硬化肉盛溶接による再生・延命施工を行い、設備の長寿命化と保全効率の向上に貢献しています。
また、鋼板の表面に硬化肉盛溶接を施した耐摩耗プレートを活用し、サイクロンやシュート、ケーシングなどの製缶加工も承っております。
詳しくは、耐摩耗プレートの紹介ページをご覧ください。
今後も、お客様の設備に最適な施工方法をご提案し、安定稼働と長寿命化に貢献してまいります。





サイクロンの製作

シュートの製作
最適なソリューションをご提案
「このような部品にも対応可能か?」といったご相談も、喜んで承ります。摩耗や腐食でお悩みの部品や設備には、最適なハードフェイシングソリューションをご提案させていただきます。また、お客様の仕様や要件に合わせた各種製品も豊富にご用意しております。どんなことでも、お気軽にお尋ねください。
