ご挨拶

「肉盛溶接技術による表面改質に特化した事業を展開しています

肉盛溶接(Overlay Welding)とは、金属表面に溶接金属を隙間なく積層する溶接法であり、用途に応じた表面改質が可能となります。お客様のインフラ機器の損耗した表面を、機能性の高い溶接材料により形状復元することで寿命を延長し、資源の再利用による当社の3R(Re-use、Re-cycle、Resource-saving)事業で社会貢献の一躍を担ってまいります。

提案型営業により顧客満足度を追求します

お客様と情報を共有し、真のニーズを掴み、新たな価値を盛り込んだ提案型営業を行うことにより、顧客満足度を高めます。自社技術と産学共同による技術開発により、現場における課題に積極的に取り組み、新しい提案に結び付けてまいります。

自他ともに認められる開発型中核企業に成長することを目指します

溶接技術に限らずその周辺にある検査・計測、研削等の要素技術の開発および装置の開発を含めた総合的な溶接自動化技術により、安全で確実なものつくりを追求しています。この取組みを私たちは”スマートウェルディングⓇ”と呼んでいます。また、常に新しい価値を生み出すのは人です。”ものづくりは人創り”であるとして人材育成を図りつつ、人と共に企業が成長することを望んでいます。

代表取締役社長  福本 宏昭

企業理念

  • 社内外で情報の共有化に努め、顧客満足度を得ます。
  • 物事を多面的に、かつ長期的に捉え、その真髄を掴みます。
  • 明るく、前向き姿勢で、即行できる人材づくりに励みます。

ビジョン

耐摩耗・耐食肉盛溶接技術の分野で業界トップレベルと自他ともに認められる‟開発型中核企業”に成長します
そのビジョン実現のために・・・

  1. 常に進化する”Smart Welding®”を追求します
  2. 徹底した現場主義を貫きます
  3. 提案型営業で顧客満足度の追求をします
  4. 3Rビジネスのパイオニアとして社会に貢献します
  5. 社員、取引先、お客様とのネットワーク強化に励みます

人材育成方針

  1. 私たちが開発型中核企業として成長する為にはとくに個々人のスキルのみならず、ワンチームとしての組織力強化が欠かせません。その為には、心身ともに健康であり、プロ意識が高く、専門知識も豊かな人材の開発を継続的に取り組むべきと考えています。また、とくに、マンツーマンによるOJTを日常の業務の中に組み入れ、個人のスキルアップの強化を図っています。
  2. 溶接のプロフェッショナルとしての育成を図るため、定期的な社内教育(勉強会含む)を行い、職務上必要な関連資格や知識の習得を支援推進しています。

ものづくりに対する姿勢

私たちは以下に示す姿勢がものづくりの原点であり哲学であって、お客様の満足度の追求に必ずつながるものと考えています。

肉盛溶接部の品質保証に対する姿勢

私たちは提案する肉盛溶接方法が費用対効果において有利であることをお客様に説明するためには、技術情報の公開、そして、実機の稼働を通じて得られる データベース(原単位、寿命など)を蓄積し公表する姿勢がきわめて大切であると考えています。
私たちは損傷状況に基づいて論理的に判断する必要があるため、表面状態を観察することにより真の損傷原因を見出すという姿勢を身につけます。そのためには、常日頃から施工技術者の力量を高める努力が必要で、溶接関連資格取得を全社員に義務付けています。

日々新しい要素技術の取得と技術開発に取組む姿勢

私たちは現状の自動肉盛溶接技術に加え、関連する要素技術(検査、計測、研削など)を自動化し、肉盛溶接における機器機能再生の完全自動化にチャレンジしています。
(私たちは、これを「スマートウェルディング® 英文:Smart Welding®」と呼称し、2010年1月に商標登録証を取得済)

将来に向けての取り組み

当社は将来に向けて以下のような認識で事業に取組みます。

  1. 今後もニーズに基づく開発は欠かせないものです。その為にも開発無くして企業および肉盛業界発展は無いと考えます。開発は完璧を期したものづくりを支えます。
  2. 肉盛溶接は工場あるいは設備設置現場でなされ、とくに設備設置現場では、短納期と危険がつきまとうものです。それゆえに、溶接前後の作業を含めて、自動化技術、検査・計測技術、監視技術等の要素技術に対する一層の取組みが今後も欠かせないと考えています。
  3. 資質の高い若者をこの業界に呼込む努力は、教育界だけに依存するのではなくて、産学官で展開する必要があります。また、企業規模に関係なく、人を育てるという社内体制が今まで以上に求められると考えます。人づくりもまた開発であると考えています。
  4. 設備メンテナンスにおいては、過去の運転履歴・施工履歴、技術情報等をお客様と共有し活用する姿勢が求められると考えています。
  5. 肉盛溶接技術は補修溶接術に限らず、新商品開発技術に発展させるべきものです。その為には、個人の技術開発能力の向上が求められ、高い目標を設定してその指導をするべきです。

会社概要

会社名称株式会社 ウェルディングアロイズ・ジャパン(Welding Alloys Japan Ltd.)
所在地〒346-0101  埼玉県久喜市菖蒲町昭和沼24番1
電話番号0480-31-8681
FAX番号0480-31-8682
設立1999年10月18日
資本金10,000,000円
代表者代表取締役社長 福本宏昭
営業品目耐摩耗・耐食溶接施工
溶接材料(フラックスコアードワイヤ)および自動溶接システムの販売
耐摩耗・耐食に関するエンジニアリング

会社沿革

1999年10月埼玉県与野市に事務所、熊谷市に工場を開設して創業
初代代表取締役社長に青田利一が就任
2000年10月埼玉県岩槻工業団地において事務所と工場を統合
2005年12月経営革新計画を埼玉県により承認(Smart Welding®を開発)
2007年12月ISO9001 認証取得
2008年10月建設業許可(機械器具設置業)
2010年 1月「Smart Welding® 」商標登録証取得
2010年 8月「TRI-S工法®」商標登録証取得
2010年 10月ISO9001 2008年度版へ移行
2012年 1月「彩の国経営革新モデル企業」に埼玉県より指定される
2012年 5月埼玉県久喜菖蒲工業団地に新本社工場を竣工・移転
(敷地面積3,322㎡、延べ床面積2,342㎡)
2013年10月「彩の国工場」に埼玉県より指定される
2015年 2月「渋沢栄一ビジネス大賞 特別賞」を埼玉県より受賞
2015年 6月論文「大型プラントのメンテナンスに用いる硬質肉盛溶接材料の仕上げ加工の自動化」において
「公益財団法人 精密測定技術振興財団 品質工学賞 銀賞」を受賞
2017年 1月代表取締役社長交代 福本宏昭が就任
2017年 3月「硬質材料の耐摩耗性評価方法および耐摩耗性評価装置」特許登録
2017年10月ISO9001 2015年度版へ移行
2018年 4月一般社団法人さいしんコラボ産学官にて当社のビジネスモデルが優秀賞を受賞
2018年10月論文「微粉炭焚きボイラ ウォールデスラガ廻り火炉壁管への耐摩耗肉盛溶接の適用」において
火力原子力発電技術協会より論文賞を受賞
2018年11月「研削装置及びボイラ水冷壁用研削装置」特許登録
2019年 5月「回転工具ユニットおよび研削装置」実用新案登録

ウェルディングアロイズ・グループについて

ウェルディングアロイズは1966年に英国において設立され、50年以上耐摩耗・耐食溶接材料業界のリーダとなる為にフラックスコアードワイヤの開発・生産とその適用技術の開発に力を注いできました。そして現在ウェルディングアロイズグループ(世界中でそれぞれ独立して事業活動を展開する28を超える企業からなるグループ会社で150以上の国と地域をカバーしている)は全体で1,000名を超える人が世界中でプロ集団として活躍し、溶接上の課題に取組み、顧客満足度を得ております。
 ウェルディングアロイズグループは上記の如く、フラックスコアードワイヤを生産し、材質的には炭素鋼、低合金鋼~高合金鋼 (ステンレス鋼含む)、ニッケル基合金、コバルト基合金に至り、寸法としては0.9~5mmの範囲に及びます。
 さらに、半自動溶接用ワイヤ供給装置を含め、顧客の要望に応じた全自動溶接システムを生産し、また、全自動溶接システムはすべてロボット仕様であり、現地施工を念頭においたポータブルシステムも取り揃えております。
 このような溶接ワイヤおよび全自動溶接システムを使用した溶接施工により摩耗した機器の再生を行っております。ウェルディングアロイズグループではこのような溶接施工をインテグラサービス(Integra ServiceTM) と呼称しており、世界中でこのインテグラサービスによる事業展開を推進しております。
ウェルディングアロイズグループにおける当社の位置づけは、生産技術に関する開発センターとしての使命を担っているところです。
ウェルディングアロイズグループとしてのWEBサイトはこちらをご覧ください
https://www.welding-alloys.com/en/home.html